8月25日の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)は、「平成のお母さん女優

8月25日の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)は、「平成のお母さん女優 野際陽子~TBSドラマ波瀾万丈」と題した2時間SP。2017年6月13日に肺腺がんで亡くなった女優・野際陽子さんは、娘であり女優の真瀬樹里に「どんなことがあってもつらい顔をしたらダメ、いつも笑っていなさい」と生涯を通し伝えていたという。

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TBS系のドラマにはこれまで84本も出演しており、番組では、最後まで女優として生きた人生を、多くの名作ドラマとともに振り返った。

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野際さんの女優魂とはどんなものだったのか…。それが顕著に現れているドラマが1992年放送の名作ドラマ「ずっとあなたが好きだった」。このドラマは「冬彦さん」や「マザコン」という言葉が流行語大賞にノミネートされるなど社会現象に。しかしこの大ヒットには野際さんの女優魂が関係していたという。

スタジオには公私共に30年来の付き合いの浅野ゆう子が登場。これまで野際さんの死についてコメントを出していなかったが「語りたいこと、話したいことはもちろんすぐに、というのは無理ですし、信じたくない気持ちもあり、すぐには無理でした」。「(野際さんは)『私は女優!』っていうのが全くない方で。本当に普通に人生を重ねてきた女性と同じ方、そこがすごく引かれたところ」と改めて心情を明かした。

番組終盤には、最後の3年間の様子を回顧。今回、一人娘で女優の真瀬が初めてその闘病を語った。最初にがんが発見されたのは2014年の秋。その後、2度の手術をするが再発を繰り返した。

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しかし野際さんは前向きで、決して弱音を吐かず気丈に振る舞ったという。「お願いだから治療に専念して」と真瀬がお願いしても「私は女優なのよ。頂いたお仕事は最後までやらないと」と言い切り、一度現場に行けば、いつもと変わらぬ笑顔を振りまき、スタッフも病気に気付かなかった。

また、若い俳優、スタッフが好きだった野際さんは最後まで現場で「どんなに短いシーンで、どんなに小さな役でも、必ず見ている人がいるから頑張ってね」と伝えていた。どんな役でも一生懸命演じることが野際さんの信念だったゆえんから、若い人へもアドバイスを繰り返していたのだろう。

真瀬には忘れられない言葉がある。「どんなことがあってもつらい顔をしたらダメ、いつも笑っていなさい。とにかく機嫌の悪い顔、ふてくされた顔、悩んでいる顔、暗い顔、そういう態度を出すことを本当に許さない人でいつも笑っていなさいとよく言っていて。自分が輝いてさえいれば、人は必ず引き付けられてくるものだから。すてきな女性になりなさいと。それが一番多く言われたアドバイスだった」。

その言葉通り、安らかな笑顔で旅立った野際さん。最後は真瀬が「役者としても母としても本当に大好きだったし、あの人が母だったことを誇りに思う。こんなに目標としてくれることを残してくれて、生涯かけて努力していきたい」と今後の決意を述べた。